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徳島の注文住宅ならまもる建設 » 住宅コラム » 平屋の魅力と注意点
2018/12/25(最終更新日:2018/12/21) 日本の住まいはもともと平屋建てが主流でした。 平屋建ての住まいは、 家と庭の関係がきわめて大切にされてきました。 敷地に余裕があれば、 やはり平屋に住むというのは 理想といえるかもしれません。 階段の上り下りもなく、 ワンフロアで天井も高くとれ、 開放感のある空間で過ごせるということは、 居心地のよいものです。 さらに気軽に外に出て 自然と触れ合うことができるというのも 魅力のひとつといえるでしょう。 ◆内部空間と外部空間 木造住宅において、 間取りと構造はきってもきれない関係です。 したがって平屋の間取りは、 2階の柱の位置や壁のことを考えなくても良いので、 間取り計画は構造計画ともいえます。 平面が美しければ立体である構造も 美しいといえます。 かつて農家の家などは、 土間やいろりの上部に力強く美しい骨組みが 見られました。 構造の美しさは、 当然屋根の美しさにつながります。 童謡(こいのぼり)の唄の中にも 「瓦(いらか)の波と雲の波」と唄われたくらい、 屋根には美しさがあったのです。 現代の家は、内部空間は豊かですが、 外部空間は内部ほど豊かではないかもしれません。 建物の本来の豊かさとは、 内部空間の豊かさが外部空間にも つながっていると言われております。 ◆注意したい通風と採光 ●通風 平屋建ては、あまり混みいった間取りにすると、 壁が多くなることにより通風の妨げになり、 風が通りにくくなってしまいます。 したがって周囲環境を読み、 建物の配置と平面計画は 十分に配慮することが大切です。 特に風の道はいくら入口が大きくても、 出口が小さければ十分な通風は期待できません。 入口も出口も同じくらいの 大きさの窓がほしいところです。 無理な場合は、高窓や地窓を設けて 風を通すことを考えましょう。 ●採光 平屋建ては、建物の中心部や北側などに 直射光が得られない部屋や場所があります。 これらは間接的に光を取り入れて 明るい光環境をつくり出す工夫が必要です。 「間接的に取り入れて」とは、 光の反射と拡散です。 例えば北側の部屋であれば、 高い位置に窓を設け、 ほどよく安定した光を取り入れます。 また、欄間やガラリを設けたり、 建具も一部型ガラスを入れるなどの 工夫をすることです。 一般に南側の光はまぶしくて変化も大きく、 熱も同時に室内へと入ってきますが、 北側の光は変化が少なくて それ程熱も入ってこないので、 書斎などの空間に適しています。 さらに平屋の家は、 トップライトでどこにでも 光を取り入れることができます。 熱や結露に留意して トップライトを活用しましょう。 ◆平屋のつなぐ魅力 平屋の魅力は、庭との親和性です。 室内にいても外の風景をいかに取り入れ、 そして内とも外ともいえない 曖昧なスペースをつくることが キーポイントなのです。 かつては土間や縁側が その役割を果たしていました。 現代の家づくりでは、 デッキやインナーテラスといえるでしょう。 これらは特に人気があります。 その理由はリビングやダイニングとの一体感です。 平屋建ての安定感のある外観のデザインと 空間の広がりをみせるデッキは 平屋建てならではの景観をつくってくれます。 それでは、また。 関連記事 - この記事を読んだ方はこちらも読まれています! 簡単にできる節電について解説 高品位住宅について徹底解説 狭い部屋を広く見せる工夫 洗面所にふさわしい床材について解説 新築と建売はどちらがいい?メリット・デメリットを解説 自然災害に備えて 日本の断熱の遅れ 狭い部屋を広く見せる方法 ≪前の記事 次の記事≫
日本の住まいはもともと平屋建てが主流でした。
平屋建ての住まいは、 家と庭の関係がきわめて大切にされてきました。
敷地に余裕があれば、 やはり平屋に住むというのは 理想といえるかもしれません。
階段の上り下りもなく、 ワンフロアで天井も高くとれ、 開放感のある空間で過ごせるということは、 居心地のよいものです。
さらに気軽に外に出て 自然と触れ合うことができるというのも 魅力のひとつといえるでしょう。
◆内部空間と外部空間
木造住宅において、 間取りと構造はきってもきれない関係です。
したがって平屋の間取りは、 2階の柱の位置や壁のことを考えなくても良いので、 間取り計画は構造計画ともいえます。
平面が美しければ立体である構造も 美しいといえます。
かつて農家の家などは、 土間やいろりの上部に力強く美しい骨組みが 見られました。
構造の美しさは、 当然屋根の美しさにつながります。
童謡(こいのぼり)の唄の中にも 「瓦(いらか)の波と雲の波」と唄われたくらい、 屋根には美しさがあったのです。
現代の家は、内部空間は豊かですが、 外部空間は内部ほど豊かではないかもしれません。
建物の本来の豊かさとは、 内部空間の豊かさが外部空間にも つながっていると言われております。
◆注意したい通風と採光
●通風
平屋建ては、あまり混みいった間取りにすると、 壁が多くなることにより通風の妨げになり、 風が通りにくくなってしまいます。
したがって周囲環境を読み、 建物の配置と平面計画は 十分に配慮することが大切です。
特に風の道はいくら入口が大きくても、 出口が小さければ十分な通風は期待できません。
入口も出口も同じくらいの 大きさの窓がほしいところです。
無理な場合は、高窓や地窓を設けて 風を通すことを考えましょう。
●採光
平屋建ては、建物の中心部や北側などに 直射光が得られない部屋や場所があります。
これらは間接的に光を取り入れて 明るい光環境をつくり出す工夫が必要です。
「間接的に取り入れて」とは、 光の反射と拡散です。
例えば北側の部屋であれば、 高い位置に窓を設け、 ほどよく安定した光を取り入れます。
また、欄間やガラリを設けたり、 建具も一部型ガラスを入れるなどの 工夫をすることです。
一般に南側の光はまぶしくて変化も大きく、 熱も同時に室内へと入ってきますが、 北側の光は変化が少なくて それ程熱も入ってこないので、 書斎などの空間に適しています。
さらに平屋の家は、 トップライトでどこにでも 光を取り入れることができます。
熱や結露に留意して トップライトを活用しましょう。
◆平屋のつなぐ魅力
平屋の魅力は、庭との親和性です。
室内にいても外の風景をいかに取り入れ、 そして内とも外ともいえない 曖昧なスペースをつくることが キーポイントなのです。
かつては土間や縁側が その役割を果たしていました。
現代の家づくりでは、 デッキやインナーテラスといえるでしょう。
これらは特に人気があります。
その理由はリビングやダイニングとの一体感です。
平屋建ての安定感のある外観のデザインと 空間の広がりをみせるデッキは 平屋建てならではの景観をつくってくれます。
それでは、また。