社長ブログ

空き家問題と土地探し

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こんにちは!

設計部の土橋です。

 

本日は、最近はまっているネット検索での空き家に関するお話です。

 

県内の空き家をネットで検索できることは知っていますか。

2年程前に市に委託され、空き家調査を行ったことがあるのですが、

それからは空き家のネット検索にハマっています。

 

ネット検索していると、和室の作りが立派なお家もたくさん残っていて

もったいないなあという気持ちになります。

ただ、お風呂やトイレを見ると必ずと言っていいほど、

タイル貼りの仕上なんですよね。(当たり前だけど)

その点を見ると、このままは住めないな~なんて買うつもりもないのに思っちゃいます。

 

余談はさておき、この空き家が増えている理由です。

もちろん、住まれていた方が亡くなられて管理する人がいなくなったり、

県外へ引っ越してしまったりと理由は様々なのですが、

個人的に思ったのは、解体も建て替えもしにくい場所にあるからではないかと感じました。

 

2年前の調査の際も車を道路脇に停めて、空き家のある住宅まで徒歩で行くという

物件が多々ありました。

徳島県内の車保有率は全国12位で、東京都と比べると倍の保有率となっています。

そのため、自宅に車を置くスペースがあって当たり前のようになっていますよね。

しかし、空き家となっている住宅部分には車でまず入っていけない、

いくためにはバイクか、自転車、あるいは徒歩を利用する必要がある場所ばかりでした。

 

これだと、管理はできても解体や建て替えには、かなりの費用が必要となります。

解体の際に重機が敷地内まで行くことが出来ないと

手壊しと言って、人間の力で少しずつ解体し、解体したものを

猫車でトラックが停められる場所まで往復して運ばなくてはなりません。

この手間のせいでコストがかかり、管理したくてもできないという人が増え、

空き家となっているのではないかと思いました。

 

車では入って行けない場所にあるお家は、民家と民家が密集して建っていることも多く、

火事や自然災害が起きた際に、自宅だけでなく周りにも被害を大きく与えてしまう事も考えられます。

 

もし、親戚やご家族にそのような物件を所持している方がいる場合は

事前に相談して、空き家とならないよう方向性を決めておく方が良いかも知れませんね。

 

阿南市の1つの町内だけでも20棟ほど空き家があった地域もあったので、

他人ごとではない話だと思います。

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