会長ブログ

良い物を残す

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自由設計(お客様と間取りや仕様、内観外観を何度も打ち合わせをして決める)
お客様は構造的な強さやバランスと希望の内装や外観の希望を話されます、それら
全てを汲み取って設計(デザイン)をして完成としている工務店が大多数のようです。

お客様はプロではありませんので自身で作った間取で「この外観」をとハウスメーカーの
カタログを渡されることもあります、間取りを決め込んでしまうと外観が略決まるので
希望の外観にはならない場合が殆どであり直下率が悪く耐震等級3に出来ない場合でも
設計者として異議を唱えずお客様の希望のままに設計し窓の位置が悪くエアコンダクトが
変な位置になっている「お客様が希望した家です」で済ませるのは建築士としての職務を
放棄しているように思われてなりません。話しを聞いて昇華させる作業は必要です。

私の優先順位は、人命(構造強度)、快適さ(断熱性能)、燃費(生活費)、美しさ(デザイン)
ですが、全てを同時並行で且つ(日当たり、風、他者からの視線)も含めて設計をしています。
鉛筆描きのエスキースが出来るまでに次々と変遷し5案以上の変更を経てやっとプラン1⃣を
CADにて設計に入ることもよくあります。
生みの苦しみ。丸々一日掛けて出来た案を翌日見ると不足を感じて変更することも多々あります。
多くの経験から沢山考えて、良い家を次世代に残すのも私たち建築士の仕事です。

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